脳の病気

脳の病気と言えば、どう言うものがあるのでしょうか。意識がなくなったり（昏睡(こんすい)）、ものごとが正しく考えられなくなったり（痴呆）します。運動の命令を伝える神経は脳のなかで反対側に交差してから左右の手足に分布するので、病気の起こった側と反対側の手足が麻痺（片麻痺）したりするのです。

いろんな脳の病気の中でも、脳梗塞が一番多いですね。脳梗塞とは血管が詰まり血流が止まってしまい、脳の組織が死んでしまう事を言います。高血圧・糖尿病・高コレストロール・高脂血症・喫煙・過度の飲酒などが原因で、①動脈硬化などによって血管が狭くなり血流を止めてしまったり、②体内の血液をドロドロにして徐々に血の塊をつくり、それが脳の血管を詰まらせのです。

脳梗塞、隠れ脳梗塞などの脳の病気は、何時、何処で起こるかもわかりません。脳梗塞、隠れ脳梗塞にならないためには① 普段から生活習慣病にならない努力をする。② 日頃から健康診断を定期的にうける。③ 日頃から、適度な運動を試みて、万病の元である肥満にならないようにする。

脳梗塞など脳の病気に、日頃気をつける手軽で簡単な方法は、ビタミンEの摂取です。ビタミンＥは米、麦などの胚芽や大豆、ごまなどの種子に多く含まれています。ビタミンＥは脳梗塞を引き起こす過酸化脂質の発生を予防し、動脈硬化を防ぐ善玉コレステロールを増やすように働きます。ビタミンＥの1日必要摂取量は最低30ミリグラムです。